注目の元素バナジウムとは?

富士山の地下水に金属元素バナジウムが含まれています。

バナジウムは地表に広く分布する微量金属元素で、植物や動物の身体にナノグラム単位(1グラムの10億分の1)で存在すると考えられています。 人間の身体にも0.1~1mgはあるのではと推定されています。
主にじん臓、肝臓、せき髄、骨、睾丸、肺などに集積されていますが、その生理作用はまだ不明です。

海水中のバナジウム濃度は1ml中に2~35ナノグラムときわめて低いのですが、1911年ドイツの研究者ヘンツェが、
イタリアのナポリにある臨海試験所で、ホヤの中にこのバナジウムが高濃度に貯蔵されていることを発見しました。

近年、バナジウムを活性中心に持つ酵素が色々発見されているので、この金属元素は生物にとって何か大切な働きがある可能性が強くなってきたようです。 バナジウムがヨウ素と共に甲状腺障害に関連することが研究されていますが、
他に、インスリンのように血糖降下作用があることが報告されています。
人為的に糖尿病にしたネズミに、バナジン酸ナトリウムと食塩をまぜて飲ませたところ、血糖値が降下したのです。
この血糖値降下には期待が高まりますね。

バナジウムを多く含む食品は、パセリ、ディル(香草)、黒コショウ、マッシュルーム、貝類やエビ、カニなどです。 人間でのバナジウム欠乏症は報告がありませんが、動物でのバナジウム・ゼロ食の実験では成長不良、生殖機能低下、脱毛などが見られたそうです。

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